せっかくの変化が元に戻りやすい気質がある?~意識モデルから紐解く繊細な気質の正体
世の中には、ワーク等を通じてせっかく好ましい変化が出ても、ちょっとしたことでその変化が元に戻ってしまう(または元に戻りやすい)タイプの気質を持った方がいます。
その代表格が、数年前より世間一般にも広まった概念「HSP」
この気質についての詳しい内容はネットや書籍で調べて頂くとして・・・。
本書では、一般的に説明される特徴とは別に、HSPに代表される「生まれ持った気質」と「変化の戻りやすさ」について、意識モデルの観点からから紐解き、解説していきます。
敏感・繊細な気質の2つの特徴と1つの誤解
hspに代表される敏感・繊細な気質の場合、意識内の矢印が、そうでない人に比べて様々なものに影響を受けやすく、動きやすい特徴があります。
(顕在意識は勿論ですが、潜在意識も影響を受けやすく、小さな負荷が積もりやすい)
加えて、その人にとっての最適な矢印の組み合わせの範囲も狭い。(快適に過ごせる矢印の組み合わせの状態の遊びが少ない)
自分の手で調整しなければいけない非常にピーキーな設定のアナログラジオのチューニングが、放っておくと勝手にズレていってしまうイメージ。
繊細な気質の人が「癒し」とか「休息」を本能的かつ頻繁に欲するのはその為で、一般的な気質に比べて、その都度リセットをする必要がある為です。
また、hsp等の生まれ持った気質は「変えられない、このまま生きていくしかない」と思っている方がかなり多いです。
しかしこれは誤解です。
その人をhspでなくする事はできませんが、意識内の矢印を変えていくメンタルブロックワークで、その人の気質の状態を最適化して、辛さの程度を軽くしてあげる事は可能です。
ほとんどの場合、気質由来の辛さを抱えている方は、これまでの人生を経てズレが大きくなっており、それにより辛さも増している状態で、その部分をワークで最適化し、本来の状態に戻してあげる事で状態が好転していきます。
「程度問題」と言うと言葉は悪いですが、中身そのものは変えられないけど、その程度を変えてあげる事で(例えば、カップの中のコーヒーの濃度を薄める様なイメージ)、結果的に辛さが軽減したり、解消していきます。
さて、次の項では、顕在意識と潜在意識が相反してしまっている現状から、どのようにしてこの2つの意識を統合していくのか?という流れを解説していきます。